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目次



大阪市立大学共同研究施設 2011年5月

1. 超音波処理装置(ナノラプター)使用によるリポソームの調製テスト

 0.25% リポソーム溶液の調製試験

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N2ガス吹付け

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脂質薄膜 (フラスコ底面)

【リポソーム原料】
DPPC/Cholesterol/DPPG = 1/1/0.2mol比
リン脂質(DPPC, DPPG)とコレステロールを含む。


0.25% リポソーム原料溶液を調製した。
DPPC/Cholesterol/DPPG = 1/1/0.2mol比(Lot. 020124)
0.025g/10mL(Chloroform/MeOH=2/1)、200mL容三角フラスコ中


ドラフト中でN2ガスを吹き付けて(60min)、次いで減圧乾燥デシケーター中に置いて(30min)、有機溶媒をとばし、三角フラスコ底面に脂質薄膜を形成させた。


湯浴中 (60 ℃)でPBS(-) 10mLまたは薬剤 10mLを加えてボルテックスの機械的振動により脂質薄膜をはがして、リポソームを分散させた(10min)。


音波処理 (NANORUPTOR NR-350, 20KHz, 350W, 20min, 約25℃)
0.25%リポソーム溶液 2mL/PTXチューブ


リポソーム溶液の安定性の確認
0hr(調製直後)、静置(4℃) 20hr後に写真撮影


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2. ナノ化音波処理とエクストルーダー処理を行った 薬剤添加リポソームの粒子径分布

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